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執筆者の写真まつしまゆか

作者の気持ちを答える国語の終了

ゆか先生です。22歳くらいの頃から、アルバイトからスタートしたのですが、都内の進学塾で仕事をしていました。ちょうど四谷大塚全盛期世代です。あれから30年経ったので、ちょうど、そのころの中学受験加熱戦争時代の子どもたちが、今、小学生の保護者になっているくらいでしょうか。


私は、あのころ教えていたこと、教材を作っていたことに、熱中していました。何とシステマチックなカリキュラムなのだと! そして、読解問題ばかり作っていました。今は、もう、あの「詰め込み教育」が、そもそもおかしかったのだと感じています。


あの頃に戻れるのなら「こんなことは教育じゃない。もっと学び方を伝えないと」とあの頃の自分に説教したいですね。今、まほらboが大切にしていることです。


先日、NEWS PICKSで落合陽一教授の動画を見ていたら「伝えたいことを伝えたいようにちゃんと書ける能力について、自分を批判的に見たことがない学生がいる」と落胆したような呆れたような、見限ったような表情で語っていました。


その動画の中でも語られていたのですが、今の国語は「忖度」学問です。推し量る問題ばかり。だからむしろ私は、得意でした。先生に助け舟を出すのも好きでした。「はいはい。予定通りに進んでいないのね。そろそろ、教室を活気づけましょうか? それとも正解を理由を付けて発表した方が、残り時間から考えていいですかね?」


そんな大人になってほしくない。


「読解」はもういい。

それが私の考えです。他人の気持ちの忖度は、もういい。採点のしやすい読解をやめて、教師も本気で「評価」できないような、そんな国語にしませんか?

私はじわじわと改革をしていきたいのです。


自分の主張を、超絶分かりやすく、読み手の負担なしで伝える『書く力』を付けさせたい。

こんな方法じゃ、全然だめだ!伝わらない!ちくしょう!どうしたらもっと伝わるようになるんだ?

そんな「もがき」を子どもたちとしていきたいんです。



さて問題です。これはどうやって作っているでしょうか。言語化してください。


作者の気持ちを読み取る問題より、こういうことの言語化能力の方が社会では求められている。そう思います。


まほらbo 国語担当 松嶋有香

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