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執筆者の写真学生スタッフ

人と出会うこと、再会すること


みなさんこんにちは、京都府在住の学生スタッフ、岩城です。

私は今年成人式に出席してきました。中学時代の友人や小学校時代の友人と再会できて本当に嬉しく思いました。また、高校の友人とは地元ではないところへ成人式に行ったり、会ったりしたのですが、周りに気を配りながらであれば友人と会うこともできるのだと感じました。


さて、近頃は緊急事態宣言が再び発令されるなど新たな社会の動きが目立ってきています。その中で改めて「人と出会う」ということの意味・意義を考えさせられる機会も増えてきているのではないでしょうか。外出は最小限に控え、授業や仕事はテレワークなどを奨励。直に会うということに対して違和感を持たされてしまってはいないでしょうか。生きていくのは現実世界であるので、インターネットなどの仮想空間は情報の蓄積であるということを忘れず、この状態を乗り越えていきたいものです。人間は社会的な生き物であり、霊長類です。「人と出会う」ことにより、自分の運命や生き方が変わってきます。インターネットで話すだけではなく、会いたいと感じてしまうのはその人を実際の目で確かめたいという本能的な欲求に動かされているのです。人間は直接出会うことで相手の息遣いや雰囲気、心持ちを感じ取り、相手とどのように付き合っていけばよいのか、性に合うのか合わないのかということを感じ取りながら生きていきます。


「人と出会う」ことは将来の生き方の展望やこれからの人生を心地よく生きていくために欠かせないことです。十分な配慮をして直接出会うことはこれからの時代でも重要なことになってきます。みなさんが希望を持って未来を思い描き、現実を踏まえてその未来を実現しようとするとき、必要になって来るのは共感と信頼のできる仲間です。霊長類研究者の山際寿一さんは、以下のように述べられています。


「チームワークを強める、つまり共感を向ける相手をつくるには、視覚や聴覚ではなく、嗅覚や味覚、触覚をつかって信頼をかたちづくる必要があります。(中略)人間は言葉や文字をつくり、現代ではインターネットやスマートフォンなど、身体は離れていても脳でつながる装置をたくさんつくってしまった。だから、安易に『つながった』と錯覚するけれど、実際には信頼関係は担保できているわけではないという状況が生まれています。」(*1)


脳でつながるだけでなく、心身もともに感じることのできる仲間を増やして生きていきたいと考えています。


(いわきゆうだい/いわきくん・ゆうだい先生)



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