
7月は、水の循環をテーマに「水の行方を追え!」のプログラムでした。
SDGsの6番「安全な水とトイレを世界中に」と14番「海の豊かさを守ろう」の要素も含まれるよう工夫がされてあります。
2日間とも参加することを前提にしていますが、どちらか1日でも参加すると、楽しくて、しかも学びにつながるという工夫をします。
小学校では、中学年で「上水」「下水」の仕組みを学習します。自分の住むまちを学習する中で、その仕組みを学ぶのです。子どもの世界観や発達段階に合わせた概念形成に合わせるのは、とても重要なことです。しかしまほらboでは、それにプラスする工夫をします。
学校での学習を大切にしますので「上水」「下水」の学習に関連付けますが、その大前提として「水」とは何か、宇宙から見た地球の水、どこから来て、どこへ行くのか、を考えるという自然環境教育を起点にします。
なぜ地球は青いのか、人が使える水とは?(海水と淡水)、その分量はどれくらいあるのか、それはどのように地球の中を循環しているのか、という中で「上水」「下水」の必要性と、その仕組みがわかるようにします。
つまり、学校で習う内容に自然の仕組みの「全体」を関連付けていく工夫がされています。
子どもは、学習で「技能」や「知識」を高め、部分を具体的に知る事をとても喜びますが、同時に地球規模で繋がる全体の知識として捉えることにロマンを感じます。プログラムの中では、部分と全体を行き来することが大切なのです。
もう一つは、知識や技能を身体で感じながら確認して獲得していくことです。
1日目は、下水処理に必要な水再生センターの規模を、その敷地上の公園で大学生と一緒に逃走中!おにごっこをすることを通して、その広大さを感じます。
2日目は、水上タクシーにのって河川を下り、ボートの揺れから流れを感じたり、どこから潮の匂いに変わるか当てたり、魚を求めて海鳥があつまるところはどこか探すなど、事前に学んだことや想像したことを確かめ体験したことから、新たな考えを導きます。
これは事前に習ったことや考えを、プログラムの中で楽しみながら確かめたり、自分のものに出来ているかを確認したりしながら、その学んだことから、もう少し深く考えてみる体験が出来るように組み立てられています。
これが、体験プログラムを通して「主体的、対話的で、深い学び」を実現するために一貫して行われている工夫です。
もっちゃん / 三宅基之
*オンライントーク 第9弾! 8月1日(日)13:30~15:00
トークのゲストは正木賢一先生
6月のテーマ「思考とデザイン」【終了】
7月のテーマ「遊びと非認知能力」【終了】
8月のテーマ「力を伸ばす表現」
ご質問、お待ちしています!(ご質問のみでもOKです。)
*まほらboの入会について
一緒に「遊びは最高の学び」を体験しませんか?!
まほらboのご案内 毎週火曜日金曜日。
小学校3年生以上推奨。
オフラインの会場は東京都小金井市です。
教材、材料費などは別途。月22,000円!
お申し込みは ⇒ https://forms.gle/ujXLzitjcqCGRW5N6
お問い合わせは⇒ houkago.mahohlabo@gmail.com
オンラインでの受講も可能です。(月11,000円)
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