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周りを見る余裕

執筆者の写真: 学生スタッフ学生スタッフ


こんにちは、学生スタッフの武藤です。

今回ブログを担当することになり、なにを書くか考えたとき、子どもたちとの印象的な関わりを思い出しました。

私は普段東京学芸大学内の学童でも学生スタッフとして携わっています。

ある日、私が終わりの会で話をすることになりました。

これは先生がこの前聞いた話です。

事故で電車が止まってしまい、駅の中は電車を待つ人でパニックになっていました。

そんなとき、ある男の人が、駅員さんに向かって

『こっちは急いでいるんだ!!早くしろ!!』

と大きな声で怒鳴りました。駅員さんはその男の人に向かってなんて言ったと思う?

そう私が問いかけると子どもたちは口々に「謝ったんじゃない?」「ごめんなさい?」などと言います。

「そうしたらね、駅員さんは・・・『みんなそうでーーーす!!』って言ったんだって。


そうだよね。電車が止まって困っているのは、この男の人だけじゃなくてみんな一緒だよね。みんなも自分のことだけじゃなくって、ちょっと止まって周りを見てみようね。

こんな話をして、私は授業だったため学童を出ました。

すると後日、他のスタッフの方から

「武藤先生!この前の話の後にYちゃんが連絡帳とるときに『急いで!』ってほかの子を急かしていたのだけど、そのあとに『まぁみんな急いでいるのわかっているんだけどね』って言いだして、周りの子のこと見られていたよ!」

と教えてくれました。私はこの話を聞いてとても嬉しかったです。話を聞いてすぐに行動に移してくれたこと、周りをしっかり見られたこと、この話をしてよかったなと思いました。

コロナで混乱する世の中、今は自分のことで精いっぱいになりがちですが、周りをしっかり見る余裕を常に持っていたいと改めて思いました。

まほらboでは、様々な生活・自然体験を通してなかま・人との関わりについても考えることができます。子どもたちだけでなく、私たちも考える必要のある大事なことですね!

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