ヤングケアラーと呼ばれる子供たちがいることをご存じだろうか。
それは、家族の介護をする18歳未満の子供…。
今月の国語のテーマ「SDGs」の「貧困」についてみんなで考えているが、
こちらの問題もかなり深刻だ。
母親の病気をきっかけに介護者となった
男子高校生。
母親と弟の3人暮らしの彼は、学校から帰るとまず、スーパーへ買い物へ行き、
夕食の支度。片付けのあとは疲れて寝るだけ。
母親の入浴も手伝うという。
日中はヘルパーさんの手を借りられてはいるものの、想像を絶する生活だ。
高校生ならば、友達と過ごす時間が一日の大半を占めているはずである。
その貴重な時間を介護に充てなければならず、学業や日常の生活もままならない。
介護をされる母親の気持ちも思うと
やりきれない…。
どんな支援が必要なのか。
家族の介護をしていることを周囲に知られたくないという気持ちも壁となって、
支援が受けられにくくなっているのかもしれない。
この子供たちを守るために何ができるのか皆で考えていけたらと心から思う。
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