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子どもには、なぜ「遊びが必要」なのか



先日、放課後まほらboの紹介を兼ねて小金井小学校の塚本博則副校長にご挨拶に伺いました。特に附属の子どもたちは広い範囲から集まってくるため、登下校に要する時間や、住まいがバラバラになることで仲間が作りにくく、「遊び」が少なくなることを気にされていました。放課後まほらboの「放課後の遊びで学びの素地を整える」という考え方に理解を示していただいたのもそのためだと思われます。前任の関田先生からも、放課後児童クラブの実証研究を始める時に「どんどん遊ばせて」というリクエストを頂いていました。附属の先生方は、子どもが放課後になかまと身体をつかっておもいっきり遊ぶことを奨励されています。


それは、授業が子どもにとって結構なハードワークという実態もあるのかも知れませんが、ストレス発散というだけの理由でもないようです。小金井小学校の特色の一つに特別活動があげられます。教育目標「明るく思いやりのある子、強くたくましい子、深く考える子」に対して、学校の3つの特色の一つに「大自然での宿泊生活」が挙げられています。「校外宿泊体験」ではなく「校外宿泊生活」と表現されていることに実は意味があります。世間では、いろんな体験ブームですが、学びを豊かにするには一過性の体験より、生活に根差すことが重要なのです。子どもの生活、それはつまり「遊び」なのですが、この「遊び」については、次回から、もう少し深く掘り下げたいと思います。

次回は、「遊びの構造化」について。

では。


Photo by Fas Khan

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