画像は、コロナ禍でスウェーデン公衆衛生庁が子どもたちに向けて出したアドバイスです。
同じころ日本では、一斉休校が始まりました。
「外へ出てはいけません」
「人と会ってはいけません」
こんな感じではなかったですか?
そうやって数カ月を過ごした子どもたちと、このような4つのアドバイスの中で暮らした子どもたちとの違いは明らかです。
5月25日に緊急事態宣言が解除され、4カ月ぶりに実施した6月の森の冒険教室で出会った親子の姿に愕然としました。まるで正気が抜けたような表情に、戸惑いと無力感、大人には苛立ちのような仕草も見られました。私が「大変なことが起きている」と肌身に感じたのはこの時です。これこそ緊急事態だと…。
スウェーデンでも子どもたちには制約はあるそうです。おじいちゃんやおばあちゃんと会う時には、感染すると命にかかわることだから気を付けようというような自制を促されるものだそうです。「〇〇してはいけません」と、ネガティブコントロールで規制をかける癖は気が付かない人が多いのではないでしょうか。
自制を促すには、前提にポジティブな思考が必要です。子どもを信頼し、1人の人格として認めるところから始まるからです。ポジティブというと自己啓発のことだけではありません。民主主義教育の根幹にある態度なのかもしれません。もう少し詳しく掘り下げたいと思います。
次回は、子どものやる気と「ポジティブ心理学」について。
では。
(みやけ もとゆき/もっちゃん)
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