小寒(しょうかん)
1月5日から暦の上では「小寒」という季節の指標である「二十四節気」の23番目の節気に入った。次の「大寒」と合わせ、春の始まりとなる2月3日の立春までの約30日間は「寒中」「寒の内」と呼ばれ1年で最も寒さの厳しい時期といわれる。
この時期の過ごし方を少し考えてみた。
と、その前に。
今年から様子が変わる立春
今多く報道されている「今年の節分は2月2日です!」
節分は恵方巻問題(⁉)があり、大々的に取り上げられているが、この日はつまりは大みそかである。大切なのは立春の方である。その立春が、2021年からは4年に1回1日前倒しの2月3日になる。これは1985(昭和60)年以来「2月4日」が続いていたが、37年ぶりに日付が変動する。1日早く春が来るのである。
現代の日本では、国立天文台の観測によって、〝「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」を立春〟としているので、2021年の立春の瞬間は、2月3日23時59分。あと1分で2月4日という時間に立春のちょうどその時を迎える。
(Wikipedia、国立天文台)
次の春までに
2021年の幕開けはいつもと違う風景。自粛ムード漂い、除夜詣や初詣をまずは身近な産土様(氏神様)や歳神様からと生活に根ざした場所に詣でた人も多いと聞く。様子を見てこれからの初詣を考える人もいるようだ。 ちなみに今年の恵方は「丙の方位」、つまり自宅から見て、真南から15度東に寄った辺りにある寺社である。 「節分」前後の参拝を勧める話もある。ここで暦が新年に切り替わるという考え方があり、厄年などは基本的にこの区切りで切り替わることからも、節分翌日の「立春」からの新しい一年に開運をお祈りするのもいいとのこと。
大切なのは何をするかよりもどのような気持ちで行うかである、という言葉をよく聞く。神社仏閣では最初に「感謝の心」であり、そして願い事に向き合う抱負、つまり「自分の決意」だと。
いつでも、どこからでもスタートは切れる。
今年は辛丑(かのと・うし)の年。東洋思想でいうところで「あわてず、あせらず、じっくりと育てる年」といわれている。
自分が育てたいものは何なのか、今年は一日早くやってくる春を待つ寒中にじっくり考えてみる。そんな話をぜひ親子で対話して深めるのもいいと思う。
(20210108更新)
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