まほらbo 〝自分で作る〟もぐもぐタイム
4回目は「バター餅」をアレンジした「おばけなバター餅」。
ハロウィンを意識して、おばけの形に創作する事、果物を加える事でビタミンとボリュームを添える事にしました。
そもそも〝バター餅〟とは?
お餅とはいっても焼かずにそのまま食べられるのが特徴です。
バターが入っているので硬くなりにくく、餅のやわらかな食感が保たれることや、卵や砂糖が入り、甘味と栄養が取れるという事から北秋田市では冬に狩猟をするマタギたちの間で保存食として、古くから親しまれてきた秋田の郷土菓子です。
作り方は今回も簡単です。
材料
◉バター餅
切り餅 4個
水 100cc
砂糖 大さじ3
卵の黄身 1個
片栗粉 大さじ1
無塩バター10g〜20g
塩 少々
◉おばけへのアレンジ
・おばけの芯にするもの
→バナナやブドウなど
・かけみつとして
→メープルシロップやはちみつなど
・デコレーション用に
→デコペンや柿の種など
作り方
本来はもち米で作るものですが、ここでは切り餅を代用します。
◉バター餅を作る
①餅と水を入れたボールをレンジ(600Wで約4分)にかける。
②餅が柔らかくなったら余分な水を捨て、そこに砂糖、卵の黄身、片栗粉を加え、へらで良くこねる
③バターを加え再びよく混ぜる
④この時まだベトベトしすぎるようであれば片栗粉を加える
⑤打ち粉を広げたクッキングシートに生地をのせ、上からも片栗粉をまぶし形を整える。
◉おばけに変身させる
生地を8等分し、その一つを丸く広げ、果物を芯にして上から被せる。
⑦デコペンや柿の種でおばけを完成させる
⑧お好みでメープルシロップやはちみつをかけて頂く
秘密基地ではまとめた生地を持ち込み、生地からおばけに創作するところから挑戦してもらいました。

どれも工夫された自分だけのおばけバター餅です。
ちょっと確認する、ちょっと言葉を添える大切さ
調理の手順を進めながらの会話はとても大切です。
餅はボールの水にしっかり浸しておく事で硬い部分を少しでもなくせること、餅と材料を混ぜる時にはとても力がいるのでヘラの掴み方と混ざる向きで力が入れやすくなる事、打ち粉には消化の悪さと食中毒の危険から小麦粉を使わず片栗粉を使う事…などなど。
今その場で向き合っているときにこそ、やり方やその理由を伝えるとにスッと入っていきます。決して「最初に言ったよね?」とばかりに「できている?」と監視すると、間違えたら減点になっていきますが、そのような緊張感を出させるよりも、「できてるできてる」「そうそう」「惜しい、もう少し…」と加点していきながらの方が聞き手は素直に受け入れられるものです。
調理で自己肯定感
〝食べ方によって体の成長を助けたりするだけではなく、「ポジティブに物事を考えられる」ようになったり、「自分に自信を持てる」ようになったりします。
…(中略)…
小学生の調理経験は,食事観,自尊感情に直接影響を及ぼし,間接的に教科に対する関心に影響を及ぼすことが示唆された。栄養学雑誌,Vol.76 No.4 65-76(2018)〟
調理は必ず終わりがあり、一つ一つの「できた」がありますね。
自己肯定感を高めよう!と声高に伝えるより、今やっている事一つ一つに「できたね!」の積み重ねが大切です。
食べる事は毎日の中にあります。そこにお手伝いやお仕事として、また、楽しみとして取り組んでいけます。
まほらbo後期開催中。
毎週火曜日金曜日。小学校3年生以上。オフライン会場は東京都小金井市の秘密基地。オンラインの仲間も募集中。
教科への取り組み方、考え方、そしてそれを支える生活、健康。頭も心も体に自分に向き合えること、そして調整の仕方が身につきます。
お問い合わせはお気軽に。
メール〈houkago.maholabo@gmail.com〉またはお電話〈担当:八田(はった)09065399033〉でも(^^)!
(20201118 編集 更新済み)
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