まつしまゆか
- 2020年8月1日
- 読了時間: 4分

中学進学でホントに必要な力とは？

更新日：2020年8月15日

アフタースクール放課後まほらbo　8月のイベントご案内

まほらboで国語を担当しています、松嶋です。

教育の世界に携わり、32年になります。その間、教育業界では様々な反省と変革があり、詰め込み教育は今や伝説化しました。

それでも相変わらず、保護者が、学校や塾、様々な育児法や教育法に振り回されている時代は続いています。

先日も、ミーティングで、中学受験を控えている5年生が、作物の生産量国内ベスト３を県名の頭文字で暗記しているので確実に言える、ランキングは言えるのに、なぜその３県なのかが説明できないのだということが話題になりました。

また、せっかく余裕のある小中一貫校に通っているのに、４年生になったとたん、中学受験をする子たちと同じように、塾やお稽古ごとのスケジュールで、パンパンな放課後を過ごしている児童もいます。

まさに「予測不能な社会」になってしまった！

そんな中、私自身、ここ数年は「予測不能な社会に対応できるような人間に育てるために、親は、教育者は何をすべきか」自身の講座を通して、そして教育の研究会などを通じて考えてきました。

そのタイミングで「アフタースクール放課後まほらbo」と出会い、やっと私の理想を現場で実現できると思っていた矢先にコロナ騒ぎです。

それはまさに、自分自身が教育者として試されているのだと感じるほど、大きな大きな変化でした。

でも私が、まほらboに対し、「オンラインで続けよう」と提案できたのは、まさに、今までの考え方からぶれなかったからだと自負しています。

そして、まほらboには、その考え方が既に浸透しており、素地があり、抵抗なく、むしろ一致団結して子どもたちに関われたのは、本当にラッキーなことでした。

ラッキーなのは子どもたちも同じだと感じています。

学びをとめなかったまほらboに参加した、保護者の感想については、別のブログにまとめていますので、そちらをご覧ください。

「保護者自身が変わった！放課後まほらboの効果」

https://www.maholab.org/post/maholab_20200801

思考と感情と行動が伴わない

さまざまな研究の結果から「遊び」が子供の能力を伸ばすと、書籍を読んで知っている保護者の方は多いです。

でも、いざ、好き勝手させて、果たして本当に、ちゃんと伸びていくのか不安で、お友達が塾に通うと決めたとたん、急に焦る人もいます。

ひとところで落ち着いて、学び方を学び、成長するチャンスも待たず、「相性の良い塾選び」と称して塾を選んでいるあいだに、塾ジプシーになってしまう親子も見うけられます。

では、そんなふうに周りに振り回された大人に、さらに振り回される子どは、しっかりと根を張って生きていくことができるでしょうか。

そんな保護者のことを私はいつも気にかけています。8月の講演では、そのあたりのことをお話したいと思います。

私の講演を聞いて、「我が家はこれでいい。どっしりといこう」そう思うようになってくれたら幸いです。

イベント要項　教育講演会１