• あべようこ

感謝がやる気につながる?!【まほらboのええ話/対話】

あべコーチです!

少し風が強いですが・・・気持ちのいい季節ですね。

さて、先日第6回目のオンライントークを実施しましたが

(オンライントークの様子を少し https://www.maholab.org/post/20210413_abeyoko


その際に参加者の方よりご質問をいただきましたので、ご紹介します。


質問:

『学びの前提の中で、感謝する気持ち等のお話が有りました。世間では、生徒を競わせる(順位付け)手段も見られますが、競わせる環境と協力し合う環境のどちらが、学力には良いのでしょうか?』


小森先生の回答:

ご質問ありがとうございます。

「感謝する」こと自体が学力向上に寄与するわけではなく、感謝することが当人のポジティビティを高め、ポジティビティの向上は、総じて知的・身体的・心理的・社会的能力が高めることがわかっています。

(ポジティブ心理学において実証され基礎理論にもなっている「拡張-形成効果」といいます)

すなわち、感謝することが慣習化することで、ポジティビティレベルを引き上げ、知的能力や心理的能力の向上に寄与し、その結果、学力の向上に通じる可能性が考えられます。


私たちが生きる資本主義を基盤とする現代社会では、弱肉強食の価値観が是とされ、競争すること自体が良いことや当たり前として肯定されます。

そのような社会体制が前提となり、社会と深くつながる学校も然りです。

しかし、競争自体が悪といっているわけではありません。

それが動機付けとなって進歩に向かう原動力となるうえでは、競争といあり方がもつプラス面と考えられます。

一方で、現代社会では、いつも競争するのが当たり前となり、それが慢性化や行き過ぎた状態となる過度な競争によって大きなストレスとなって、子供の心身に大きな弊害をもたらしている事実と問題があります(大人についても同じです)。


学校の文脈で競争を考えると、つねに他者との比較が前提となります。

(社会の仕組みそのものですが)

つまり、常に他人と比較され、他者よりも出来た出来ないで評価されるのです。

そのような他者との比較における他人軸でみる見方は、他者よりも出来ているときはセルフイメージ(≒自己肯定感≒自尊感情)も高まってやる気もでて学力の向上も期待できるでしょう。

しかし、その反対で他者よりもできない様なときには、その逆の効果となります。


人にはそれぞれ個性があり、向き不向きがあります。

他との比較において、すべてのことにおいてずっと他者より秀でることはできません。

(しかし、日本も含め近代・現代の学校教育では、それを子供たちに求める強い傾向があります)

そのような、つねに他者より優れなければいけないという過度な競争のマインドセット(心の在り方)でいると、心が休まることなくストレスが大きくなって心身ともに疲弊して、いずれ行き詰ってしまうでしょう。

そのような状態にあっては、人はやる気・意欲を低下させ、学力も含めて何かを向上させるどころではなくなります。

(ときに、心身が病むところまでいって何もできなくてなってしまいます)


そこで私の提案としては、意識を他者との比較で考える"他人軸"から、自分自身に向けて考える自分軸とすることです。

競争という言葉を使うにしても他者と競うのではなく、自分自身との競争、つまり、自分自身が以前よりもどのくらい出来るようになったのかや、目標に対してどの程度達成できたか(または近づいた)という観点で見るようにすることです。

そして、ほんのわずかでも得られた自身の進歩(スモールステップ)をとらえて自分を肯定的に認めて(よくやった自分!などと自分で自分を褒めてあげたり励ましたりします)、それを“反復”していきます。

 このような継続が、学びを含めたある取り組みへのモチベーションを維持・向上し、ポジティビティを高め、パフォーマンスの向上(学習でいえば学力)につながっていくことが研究の結果などから指摘されているところです。

そういった意味では、「競争」(他人軸)

→競うとしたら自分自身、つまり「自分への挑戦/チャレンジ」(自分軸)という言葉に置き換えるといいかなとも思います。


現代における世間から尊敬されているようなトップアスリートたちは、表面上は他者と激しい競争をすることで高みに到達しているように見えますが、実はそうではありません。

彼ら彼女らの多くにおける根本的なマインドセットは、最初は他者との競争がモチベーションの一つであったとして、それにはいずれ限界を感じるようになります。

そして、自分のしていることをより長い期間において持続し成し遂げていくためには、意識は他者との競い合いから(他人軸から)、自分への挑戦へと移り変わり(自分軸へ)、継続する努力によってより高いパフォーマンスを維持し、かつ発揮して極めていくのです。


少し、答えがずれてしまった感も否めませんが、「競争(他者と競う)」を「自分へのチャレンジ(自分と競う=自分自身を磨く)」とするマインドセットが大切かなと考えます。

そして、自分が何かに取り組む(トライ・チャレンジ)をするときには、振り返り時(リフレクション活動)に、前述した他者への"感謝"や自分がした"親切"に目を向けていくことで、ポジティビティを高めるとともに、そのような肯定的なマインドセットを形成していくことに寄与できます。

さらに、そのようなポジティブなマインドセットがより強く定着されることで、学力を含めたさまざまことについてのパフォーマンスの向上が期待できるようになります。

(先述の「拡張-形成理論」が作用して心身が繁栄状態へと向かいます)


いかがでしょうか。

ご参考になりましたでしょうか?

やはり、ストレスが溜まっていくとやる気がなくなっていくわけですね・・・。

感謝をすることでポジティブな思考になっていき、それによって

様々なことに対してやる気になる、ということのようですよ(*'▽')


このような興味深いお話がたくさん聴けます!

放課後まほらboプレゼンツ「オンライントーク」は無料です。

ぜひ、皆様ご参加ください!!


(あべようこ/べっちゃん)



*オンライントーク

 5月9日(日)テーマは「学力がつく体験」

申込フォーム https://forms.gle/a9XPFp9qb3PDnTuB9


*まほらboの入会について

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小学校3年生以上推奨。

オフラインの会場は東京都小金井市です。

教材、材料費などは別途。月22,000円!

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