どうも、今日のまほらboの時間が終わったばかりのべっちゃんです。
(”べっちゃん”に一番自分が慣れていないw)
今日は、グラフを実際に描いてみました。
前回考えた「ウィルスが1人→2人に増えていくとしたら…」
という表をよりわかりやすく表しました。
わかりやすくする方法としては「言葉で説明する」「絵を描く」などありますが
今回は、算数ですし「グラフを描く」ということにしました。
めあて:表をわかりやすくしよう
ほうほう:グラフを使う
まず、必要なデータを整理しました。
前回は「毎日の新しくわかった感染者数」と「5日後に感染している人の数の合計」
について、考えました。
今回は、「毎日の感染者数の累計(合計)」のグラフを描くことにします。
なので、必要なデータを整理します。
これは、毎日の新しくわかった感染者の数の表です。
計算をして、感染者数の累計(合計)を出します。
これについて、グラフを描きましたよ。
大事なことを確認しましたよ。(ほぼ、毎回この確認)
・表題(何を表しているか)
・縦軸の目盛り(同じ間隔ですか)
・単位(ここでは「人」)
5分後・・・
みんなの発表(まだ、習っていない三年生もがんばってやっています)
①目盛りを描いて終了してしまった子
②6日後までは描けたけど、7日後は描けない子
③目盛りを工夫した子
などでした。
少し様子を詳しくみると・・・
①「目盛りが大事だよ」と言っているので、しっかり気を付けて描いてくれました。
また、今回はグラフ用紙ではなく、白い紙で描いたので、
軸をかくのに時間がかかってしまった様子でした。
②さて、なぜ7日後がかけなかったのでしょう?
「縦軸の目盛りを10ずつにしたら、ノートに描き切れませんでした。」
ということのようです。
→ これ、実は「軸は5や10ずつにするもの」と思っている可能性があります。
でも、大切なのはそこではないですね。
「必要なデータを表現すること」です。
*このように「どうして、できなかったんだろう」という思考の流れにフォーカスをして
意味理解を深めていくことが「認知心理学に基づいた」勉強(指導)方法
「認知カウンセリング」です。
*算数は特にこの「認知カウンセリング」を使って指導していきます。
*「書き方」だけ教わったり、「用意されている問題を解く」だけでは、なかなかわからな
い”ちょっとした考え方のずれ”です。でも、そこをそのままにしておくと、今後様々な
ところで困難に出会う可能性があります。
③目盛りをどのように工夫したのでしょう?
25ずつにしたそうです。
一人の子は
「5や10にしてみたんだけど、かけなかったから、25にしてみた。
そうしたら、全部入りそうだったので25にした。」
と、試行錯誤が見えました。
→ 試行錯誤してみること、とても素晴らしい姿ですね。
ここで、みんなでやっていて面白い所は
③の試行錯誤した子の話を聴いて、②だった子は恐らく
「あ、目盛りの間隔は5や10でなくてもいいんだ」
ということに気付いたと思います。
さらに、先生が作ったグラフを提示
25よりもっと大きな間隔
50間隔です。
これでもいいのか
と思ってくれてると思います。
縦軸の間隔は実際に色々なグラフを描いてみないとわからないことですね。
(べっちゃんは、研究でたくさんグラフを描きまくりました。)
大切なことは何か?
表したいことをきちんと、わかりやすく表すことです。
そのためにどうするか。
6日後まででも表したいことを伝えられればそれでいいですし
紙がとーーーーーーっても大きくて10刻みで250まで描けるのならそれでもいいのです。
ただ、「7日後まで描いてください」という課題であれば、
どうやったら7日後まで描けるのか考えてみる、色々とやってみるという姿勢が大切です。
宿題で2つのグラフを1枚の紙に描いてみようという課題が出ていますので
どんなグラフが出てくるか、楽しみ!!(#^^#)
間違っても大丈夫、自分で考えるから、間違ったことがわかる
間違ったことがわかるなら、そこは直せる。
意味が分からず間違えると、修正できません。自分で考えることが大切!
こんなことを一緒に考えていきたい方は、こちらへお申し込みください!
最後に・・・
《生活場面への広がり》
・一つ一つの意味をよく考えて過ごすこと。
・数字は共通のものでわかりやすいが、持っている意味が違うことがわかりにくいの
で、よく意識して会話をする事。
・機会があれば、何かをグラフに描いてみること。
《家庭でできること》
・一つ一つの意味を子どもにわかるように伝えることや、意味が分からなかった場合
「こういうことであってる?」などと対話をしていくこと。
・「今日のおやつは、おせんべい2個ね」と言った時に
「兄弟二人で2個なのか、2個ずつあるのか」など考えられるので、会話する時に
気を付けると同時に、そのような場面では、「わかりにくかったね、2個ずつだよ。」
などフォローをいれる。
Kommentare