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執筆者の写真はったたまほ

〝The まほらbo「たいそう」〟

更新日:2020年9月15日

放課後まほらboで大切にしていることを具体的に紹介するコーナー〝The まほらbo〟。今回は体操についてのお話です。

“体操してから勉強すると集中できた”

まほらboタイムで取り入れている体操初体験の4年生男の子のふりかえり「①わかったこと、できたこと」の一文です。


そして“体操することで考えが深まった。なんで深まるのかと思った。”


これは「③もっと知りたいこと」に書き添えてありました。

1回の体験で気づいた自分の変化と不思議。 今の自分の状態を知っているとその変化にも敏感になります。


胸を開き、肩甲骨を動かし、腰と肩を使って体幹を動かす。


これをゆっくりしっかり行うことで呼吸は深くなり、体内(脳内)への酸素供給量が増え、運動をつかさどる神経を刺激して脳からの指令を素早く筋肉に伝えられるようになります。


モニターに映る私の動きと比べてうまく動けない、動かせられないのはまさしくその指令がうまくいきわたっていないから。それでも「あのように動かしたい」と思いながら動いていくことでもその成果は得られていくといわれています。


この日は簡単バージョンでたった10分もない時間でも終わるとのどが渇き、体はほてっています。のどを通るお水がとてもおいしい。そのことを感じることだけでも脳にはリラックスをもたらし、良い影響と言われています。


そしてその体操の時間があったからこそ、体や脳がリフレッシュして次の教科タイムへのモチベーションアップ、集中力に繋がるのです。


集中力を操りたい

人の集中力は大人で90分が限界といわれています。ましてピークを維持できるのは15分とも。大人は自分の経験から集中力の周期性を知って、また理性もあり、緩急を入れた工夫をすることでコントロールを効かせることができています。


では子どもは?


幼児で年齢+1分、小学校低学年で15分程度、中学生で30分程度とも。


そして必要な家庭学習時間はというと「学年×10分」と日曜日の市川伸一先生の教育講演会でもおっしゃっていましたね。


そうなると子ども達でも、いえ、子ども達にこそ自分で集中できる時間を継続する工夫ができるようになることがとても大切です。


集中力の波を繰り返すスキルを得ると、いつのまにかボーっとしたり、違うものに興味が湧いて、そのままどこかに(気持ちが)行ってしまったりという集中力が続かない状態から「もう時間になったの?」「おわったー!」と集中することでミスや無駄を減らし「できる!おわらせた!」という成功体験を積み上げになり、徐々に自分でも上手に扱えるようになってきます。


体を動かす事は、簡単に、確実に必要な個所を動かすことは自分でできる集中力アップ方法の一つです。


今日のまほらboタイムでは呼吸法にも取り組みます。


  

操りたい集中力。

もちろん大人ができるサポートは万全にしてあげたいものです。

環境整備の点からは目移りするもの、耳障りなもの、落ち着いて座っていられる場所、今から臨むにあったての準備物…。一声かけるだけで一つ工夫するだけで心地よさが違います。


最初から全部は無理でもその様子を見ながら、話し合いながら整えてほしいと思います。


そして集中力を育てるには食事や睡眠のとり方・質についても外せませんね。

そのことはまた今度。


ふりかえりの話はこちらから The まほらbo“ふりかえり”






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