学生スタッフいせきです。
先週,私の学生生活最後の授業が始まりました。
同じ学科の4年生が久しぶりにオンラインで繋がり,顔を見て話をすることができてとても楽しい時間でした。
授業では,グループに分かれ1時間の議論を行いました。テーマは「学校教育の意義と教師の役割」。教育学部4年間の集大成の授業というだけあって,考えさせられるテーマであり,これまでに何度も考えてきたテーマでもあります。
私は,学校教育の意義として,子どもたちの集団生活の場であるということがあげられると考えています。
家庭にいるだけでは出会うことのできない教師,友達,地域の大人…。学校は,集団の中で多様な人と触れ合いながら生活,学習をして新たな視点を得ることができる場であるのではないでしょうか。
そのような場である学校にいる教師の役割は,子どもたちの安心・安全な居場所を作ること,子ども理解を深め成長を支援していくことなどがあると思います。グループ議論後の全体発表では他にも,社会との繋がりをサポートすること,子どもの学びたいという気持ちを刺激すること,などがあげられていました。
これは放課後の場でもいえることです。
学童保育所,学習塾,習いごとなどの放課後の時間でも,子どもたちが集まる場はたくさんあります。どんな場所でも,子どもたちにとって居心地のよい場であることは,学びや生活に意欲的に向かってもらうためにとても重要な前提になると思います。集団の中で互いに認め合う関係づくりを行ったうえで,学びや生活をともに楽しみながら成長を見守っていきたいです。
これからも,子どもたちの身近にいる大人として一人一人のよいところを見逃さず,個性を伸ばすお手伝いができるよう,子どもたちを観察する目やコミュニケーションをとる力を磨き続けていきたいと思います。
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