6月のテーマは「環境」先週の授業では、このようなストーリーを展開。
1 美しい自然、生き物のスライド、動画
子どもたちの目はキラキラ。画面にくぎ付けです。地球って綺麗!
2 公害、森林破壊などを中心にしたスライド、動画
え?人間ってひどい……。
3 新型コロナウィルスの感染防止の為、人間が社会活動を休止。
空気が澄み、動物が闊歩する。もしかして、人間さえいなければ地球は美しい?
子どもたちには少しショッキングな内容です。でも知らないまま、または教科書でたんたんと学習するよりも、特に新型コロナウィルスの影響の中では、自然には良いものもあったというこのタイミングでの授業は、記憶に残る事でしょう。
例えばこの図を見てください。 右がコロナ前、左がコロナ後。 二酸化窒素濃度が下がり、空気が綺麗になっていることが分かります。
その時ある生徒がこういいました。
「中国から飛んできてる?」
にわかに中国が悪者です。
では、日本はどうでしょう?
「アメリカの東海岸には、日本人が日本の海に捨てたプラスチック製品が漂着しているんだよ。それをえさと間違えて食べた生き物が死んでいるんだ」
子どもたちはシーン……。
もちろん「言語化」で「恐怖」は克服できます。「恐怖」は知らないものから来るものだからです。
子どもたちには宿題を出しました。「間接的にでも自分が関わっている環境破壊」を5つ書いてくること。
木の家に住んでいる。
家族で車に乗ることがある。
ランドセルは動物の皮だよ。
例えば「木の家」人間以外にも木を住みかにしている動物はいるよね?
例えば、リス、鳥、ビーバーなど。
なぜ、彼らの営みは「環境破壊」と言わないのだろう。
そのあたりも、明日言語化していきましょう。
まほらbo
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国語担当 松嶋有香
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