こんにちは。まほらboのゆか先生です。
先日、文京区教育委員会に呼ばれ、家庭教育講座「読書感想文講座」でお話をしてきました。私の読書感想文講座は、読書感想文の書き方講座じゃないんですね。教えることはたった一つ。
「こどものすることを否定しない」
これだけ。これだけです。
そうすると、子どもは本来のエネルギーを取り戻し、生き生きと学びを始めます。心を鬼にしていいますが、子どもの成長を妨げているのは、実は休校措置でもコロナでも社会制度でもなくて、「親」が原因です。
かといって、「ああー、私が悪かったんだわ」と嘆く必要もありません。それこそ、今日言いたいこと。
何をしてもいい。お父さん、お母さんがついている。
そう言われたお子さんは、むしろ人の道を踏み外すようなバカなことはしません。人間とは信頼されたら、それにこたえようとするものなのですから。
GRITというTEDの動画の中で、アンジェラ・リー氏は、成功する人間には「GRIT」が備わっていると言っています。和訳だと「やりぬく力」です。
GRITとは、Guts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Teracity(執念)の頭文字を合わせた造語。
この4つの力を持っている人は、知能指数に関係なく、成長、成功するとのこと。
その時必要な心持ちとして「成長思考」があります。
学習する能力は固定的なものでも、先天的なものでも、遺伝的なものでも、運命的なものでもなく、努力によって変化すると信じること。
努力は熟達への通過点と思える子どもにするために、私達まほらboがしていることは、まるごと受け止め、「待つ」ことです。
けっして急かさない。
親の方が焦って「ほら、何か早く言いなさいよ」的なビームを目から放出します。
が、そんなものはいりません。子どもを信じて答えを待つ。
子どもの成長の行き詰まりを、親のせいだと私が指摘した時、何もかも諦めてしまい、嘆き悲しんで自暴自棄になってしまうのが「成長思考」がない証拠。だいじょうぶです。何歳からだってやりなおしができます。子育てでも同じです。自分の努力次第で学習する能力は変わるということ、学習する能力が変われば、その先も変わるということ。まずは親がお手本です。
「何の対策もしていないんだもの、減るわけがない」
新型コロナウィルスの新規感染者数の増加を見て、テレビに出ている専門家が語った言葉。
たしかに。
私の体重と一緒だわ(笑)
ところがここで、自暴自棄にならず、「変わるんだ」と気づいて努力をし始めたとたん、何かが明らかに変わり始めます。
まずは子どもを信じて待つこと。
答えを急かさないこと。
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