「ご主人はどこにお勤め?」
今だったら個人情報なんちゃらと言われそうなこの質問、昔はよく耳にしたんですよ。ほんと。
「お子さんはどこの大学?」
この辺ももうすぐ死語になりますよ。なのにこの何の目的もないくだらない質問の答えがほしいと、思っている親御さんは少なくありません。
学歴は確かに尺度です。でも尺度の一つでしかありません。
たとえば、あなたは、
家族を守る包容力のある人と、学歴の高い人、どちらと結婚したいですか?
いざという時の決断力のある人と、学歴の高い人とは?
健康で、明朗快活な人と、学歴の高い人とは?
ね。そんなことじゃ比べられないですよね。
もちろん、学歴があるということは「勉強」はがんばってきたわけで、スポーツを頑張った人と同じような評価の1つとしてもかまわないでしょう。ただ「勉強」ができることと「頭がいい」ことは関係ありません。早くから社会に出て、現場で鍛えられた人の方が、頭がいいことも多いです。行動からしか学べないことも本当に多いですし。同じ18でも、もう働いて稼いで家族を助けている子と、学校で授業中ボーっとしているような子は、生きていく覚悟も違います。
私も授業中はボーっとしていた子で(笑)
生きる覚悟ができるようになったのは、子どもを産んでからです(笑)
ちなみに私の人生で学歴を聞かれたのは一度だけ。
アメリカで働くときにビザ申請で必要だったのに、証書を失くしたので、大使館で(笑)
ね。四年制大学を出ていても、忘れ物失くし物ばかりの人生です(笑)
今までの日本は、学歴の高い方が有利でした。今からは、違います。ちゃんと社会の役に立つ人間が重宝されます。有名大学を出ているだけでは判断できないのです。世の中には中卒でも、会社を興して社会に貢献している人もいます。
もちろん、大学進学を否定するわけではありません。
そこで何をするか、何をがんばるかが大事で、学校名なんてどうでもいいんです。
明日は教育講演会。みなさまとお目にかかるのを楽しみにしています。
30日には市川伸一先生の講演会もありますよ。
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