作文で一番大事なのは、書く前の準備、つまり「考察」です。しっかりじっくり考察し、構成を考えたあと、いざ書くわけですが、その時、他の人と差をつけるポイントがあります。
昨日、某作文教室で伝授したのですが、ここでも皆さんにお伝えしますね。
1 かっこつけない
2 話し言葉を書き言葉に直す
3 不要な「な」を外す
4 「なぜかというと」「どうしてかというと」も外す
5 「良かったです」「すごかったです」「面白かったです」を禁句にする
6 内容から考えて世界に一つだけのタイトルを
今日は1について少し。
「かっこつけない」は、気取らないという意味ではありません。( )のかっこを付けないという意味です。
私たちは、補足のつもりで( )を多用しますが、それを書いている時点で、補足の域を超えていることがほとんど。ですから、( )をつけない、つまり「かっこつけない」方が「かっこいい」のです。
例 なるべく早く(遅くとも当日中には)提出したいと思いました。
改 なるべく早く、遅くとも当日中には、提出したいと思いました。
はずして文が成立するのであれば、はずしただけでOKです。文を分けるという手もあります。
例 これには深い(時々そうではないけれど)意味があるのです。
改 これには深い意味があるのです。もちろん、時々そうではない時もあります。
( )は補足の意味で付けているはずなのに、注意がそちらに引き寄せられてしまいます。
引き寄せたいのであれば、むしろ「 」を使い強調させること。そういう意図もないのであれば、不用意に( )をつけない方が読み手に負担をかけません。
みなさんも、かっこつけないスタイル、試してみてくださいね。
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