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「しくみ」で身に着く読書の習慣




みなさんは、おせっかい協会の高橋恵さんをご存知でしょうか。私は彼女のメルマガを拝読しているのですが、今朝、こんなことが書いてありました。


「読書習慣のあるなしの違いは感じ取れる幸せに大きな差が出てしまいます。周りの人を幸せにする能力も、受け取れる報酬も大きく異なってしまいます。」

読書は本当に素晴らしいもの。人の考えや思い、創造したものを、誰に邪魔されることなく受け取れる場所であり、自分の思いや考えを動かし、著者の思考とミックスする機会でもあります。今後、世の中がどんなに変わっていったとしても、人類は読書をやめないでしょう。


さて、読書習慣は文字通り、読書の「習慣」です。他の習慣同様、長い期間、ほぼ毎日続けないと身に着きません。そして「習慣」は「気合い」で付けるものではありません。特に子供に習慣づけたい場合は、親も読書の習慣がないと難しいです。まずは「しくみ」を作っていきましょう。読書のための時間、場所、環境。この3つを整えていくといいですよ。


時間

まず時間の確保です。少しの隙間時間があれば読書をするという本の虫さん以外は、時間を確保するところから始めましょう。お薦めは朝イチです。一日の後半に設定すると、予定がずれまくって結局時間がなくなるリスクが高いからです。朝イチと言っても、起き抜けにいきなり本は読めませんから、軽い運動やヨガ、ストレッチをしたあとに読むのが良いと思います。通学、通勤にある程度まとまった時間が取れるならそこでもいいでしょう。いずれにしても、最大の敵、スマートフォンを見ないようにする工夫も必要。「この時間はあなたも休んでて」と電源をオフにするのもありです。


場所

あらゆる場所で本を読み、そのうち落ち着いた場所を決めるなんてどうでしょう。インテリアに興味がある場合は、「読書スペース」「海外」などで検索してみてください。本当に素敵なものがあります。押し入れや階段、部屋の隅を使うパターンが多いのは、ある程度閉鎖的な空間の方が読書には向いているということなのでしょうか。子どもには秘密基地めいた場所がお薦めです。


環境

環境と言っても、上記の「場所」という狭い意味ではありません。親に読書習慣があるか、読書好きな友達がいるか、本にお金をかけられるかどうか、などの大きな意味での「環境」です。

子どもは、読書に限らず、親の習慣の影響を受けます。両親がずっといがみ合っているような環境なら、夫婦とはそういうものだと思って育ちますし、物静かな環境であれば、家庭とはこういうものだと思って育ちます。もちろん思春期以降は他者との交流によりその思いは修正されていきますが、習慣はなかなか治りません。「家に帰ったら手洗いうがい」この習慣が身についている私たち日本人は、世界的にはかなり衛生面で恵まれているのは、昨今のウィルス感染拡大状況を海外と比較した時に再認識したと思います。子どもを読書好きにさせたかったら、まずは自分の読書習慣を見直しましょう。

読書好きの友達は、とても良いアクセルです。私の息子にも良い読書仲間がいて、小学校高学年のころから、本を交換して読んでいました。必然的に読書量も倍に。費用面から考えても親には嬉しいことですね。

そもそも投資の意味で考えると、本は本当にコスパが良いです。例えば1,500円のランチ。庶民には少し高めですかね。でもまあ、美味しいし心も豊かになるかもしれません。でもその効果は何年も続きますか?続きませんよね? では、1,500円の本はどうでしょう? じっくり読んで、動かされた心は、その後何年にもわたって私たちに影響を与えます。子どもだったらそのエッセンスは、その子の人格形成に関わって行くというわけです。大きく心を動かされたのではない場合でも、何らかのヒントやエッセンスを受け取りますよね。こんなにコスパの良い投資は他にないと思います。なので、本はどんどん買ってあげましょう。図書館も活用しましょう。読書好きな友人と本の貸し借りをするのも良いと思います。


ちなみに、我が家は全員読書好きなので、わざわざ時間を作らなくても、というか、他の時間がつぶれても(笑)皆、読書を優先しています。失敗だと思ったのは、情報を共有していないこと。家に3冊同じ本があることも!(笑)ま、欲しいと思った時に買ってしまうので、仕方がないですね(笑)


寒くなってきましたし、この状況では旅行も難しいこの年末年始。家族で本を読んでみる1日を作るのも良いかもしれませんね。



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