先日の市川先生の講演会、とても興味深い内容でした。
ご参加いただいたみなさまもとても興味をもってくださった方が多かったようで嬉しく思います。
今回の講演会の内容は「学び方」についてでした。
講演会後の三宅先生のブログ
実は、保護者の皆様から事前に寄せられたご質問では
「やる気がない」「やる気にさせるにはどうしたらいいか」
というような内容が多かったのですが、打ち合わせの段階で
まずは学び方からお話したほうがいいということになったのです。
それについては、明確な意図があり先に「学び方」についてのお話をしています。
それらについての詳しいお話は次回の講演会や三宅先生がブログやnoteでまとめてくれると思いますが
私の視点からやる気についてみてみようと思います。
(すっかり、秋ですね)
心理学では、とても有名な「学習性無力感」の例え話
サーカスの象は、杭につながれた鎖で逃げられないことを小さな頃から学ぶため、
大きくなって鎖を杭ごと抜く力を得ていても、それを試そうともしなくなる。
こんな話、聞いたことありますか?
これは、管理者によって管理しやすく教育されていることを表しています。
ここから考えられることは二つあります。
一つ目は、自分で自分の限界を決めていること
二つ目は、過去の環境がそうさせたということ
このお話についてどう思いますか?
もしも、目の前の人や子どもが「やる気がない」と思うのであれば
このような事が考えられます。
私は今、二歳の子どもを育てていますが
やる気をなくすのは簡単だなーと思うことがあります。
怒る、その行動を理由なく止めさせる こと
うちの子は好奇心旺盛すぎるため、それは「だめ」だと言っても何度もやります
納得するまでやらないと気が済まないようなので基本やり切らせるようにしています
(気が済むまでやらせた方が次へ移るのが早いというのもあります)
それでも「やってみたい」と思ったことを取り上げて
少し形を変えてもう一度渡しても、もうやらない
そういう経験ありませんか?
親が思う形じゃないから
大人は、すでに失敗の経験があり、上手く行かないとわかっているので
「こっちの方法でやったらどう?」と提案する
しかし、子どもの興味は別の所に移っている
「それは、私のやりたい方法じゃない」
「どうせ、ぼくの考えた方法じゃだめなんだ」
そんなことを考えているのかも
子どもとはいえ、自分の意志で行動しています。2歳の子どもでも!
もっと大きくなれば、さらに自分で考えて自分でやりたいですよね
子どもにとって大切なことは失敗しない事ではなく
失敗してもいい、安心安全な環境
失敗しても、そこから教訓を得て次にどうするか考える事
それを一緒に面白がってくれる、助けてくれる周りの環境
試してみないとわからない、と思えれば無力感から抜け出して
行動に移すことができるかもしれません
何度失敗しても大丈夫
試行錯誤することが楽しいんだ
自分のこと、自分の考え方を大切にしていいんだ
と思わせてあげることがやる気に繋がっていくと考えられます。
周りの人が
「そんな企画、上手くいかないよ」
「そんなことやらなくていいから勉強しなさい」
ではなくて、
「おもしろい企画だね!どうやったら実現できるか考えよう!」
「勉強も大事だけど、今やってること面白そうだね。私も一緒にやっていい?」
そんな温かい環境だと、学習だけでなく何に対しても
やる気のある子どもに育つんだろうなと考えます。
そんな、環境がまほらboにはあります♪
*一昨日のくみっきーのブログ https://www.maholab.org/post/kumi_20200902
*まほらboでやっている振り返り https://www.maholab.org/post/20200825_tamaho
あ、色々な本を読んでいると東大生の多くは
「親に勉強しなさい」って言われた記憶がほとんどないそうですよ(*'▽')
やはり、自主性を大切にしてくれてたんだろうなーと思いまが
この辺りも市川先生に伺ってみたいところです。
(あべようこ/べっちゃん)
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