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数字の意味理解

更新日:2020年5月14日

5月の前半3回は4年生で習う「大きな数」について考えています。


その中で出てくる疑問を日本の人口を使って考えてみましょう。

(図は位取り表と言います。)


125960000



一億二千五百九十六万


は、何が違うの?という疑問です。











125960000 という数字は、世界中どこでも共通で通じます。

(10進法を使っていれば)


でも、「一億~」は、日本語の読み方で、世界では通じない所もあります。

1,2596,0000

英語圏では、

「 one hundred twenty-five million,nine hundred sixty thousand」

と読みますね。

(125,960,000)



なぜ通じないかというと、日本語と英語の違いはありますが

それは

日本語は、4桁ごとに区切って読んでいて

英語は、3桁ごとに区切って読んでいる

という違いもあります。



ということなのですが、さらに数字について理解しておく必要がありそうです。

数字は記号であり、数字が表しているものは

1.数(の大きさ)

2.音(文字の読み)

の二つあります。



1.数を表すとは

〇〇〇 → 3  と表す


2.音を表すとは

「3」 → ”サン” と読む


ということです。

読み方(使っている言語)は各国で違うので、日本での読み方では伝わらないですよね。

相手に伝わる方法を考えましょう。



つまり、冒頭の疑問の答えは

『125960000』 は日本の人口という数を表していて

『一億二千五百九十六万』 は日本の人口の(数の日本語での)読みを表しているということです。




それを踏まえて「大きな数」の学習についてみてみると


1.について学習する時には

「12960000」とはどのような数字か

例えば、129600の100倍とか

1が12960000個集まった数であるとか

百万は十万の10倍であるということがわかるか(10進法の仕組み)

などの数の大きさの仕組みについて学ぶ内容になり


2.について学習する時には

「12960000」を一億二千五百九十六万と書き、読めるか

単位は、日本では4桁ずつ(読み方が)変わること

「億、兆、京・・・」などの単位があることがわかるか

などの読み方の仕組みについて学ぶ内容になります。



どうしても数字は身近なもので、よく使っているので

「わかって、当たり前」「読めて、当たり前」になりがちですが

大きな数に限らず、仕組みについては大人もよく整理しておかないといけませんね。



子どもが「大きな数」についてわかってないなー、と思う時

書き方や10進法の仕組みについてわかっていないのか

日本では4桁ずつ単位が変わり、読み方が変わるという仕組みについてわかっていないのか

よく確認してあげるといいですね。




放課後まほらboの算数では、このような「本質」「意味理解」を大切にしています。

根っこの意味・仕組みがわかるとその上に乗っていることの理解の仕方が変わりますよ。

(ちなみにこの内容は、明日子どもの年齢に合わせた説明で触れます)




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*4月に参加してくれた方は、満足してくださってほぼ継続です!

 ありがとうございます!!


三宅先生のお話も参考に! ↓ https://www.maholab.org/post/miyake_20200510

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