先取り学習?!
突然ですが、「先取り学習」ってどんなイメージですか?
幼い子なのに遊びもせずに勉強してかわいそう?
よくわからないままにやらされてる?
先取り学習をしてる子は成績が良い?
どうなんでしょうねー。
インターネットでも色々と言われているようです。
やはり、メリットもデメリットもあるようですね。
私は、目の前の子どもが興味を持っていることは、どんどん深めて・広げてあげたい
と思っています。
子どもが心から
・おもしろい!
・しりたい!
・ふしぎ!
・これって、どうなってるんだろう!?
・なんで、どうして?
と感じていることは、少しだけ先を歩いている大人として手助けをして深めて・広げてあげたいと思います。
子ども(人)の興味に学年や年齢なんてくくりはないから。
興味がわいた時に、その年齢に合わせた内容(わかりやすい形、わかりやすい言葉)で
学習すればいいと思っています。
りょう先生のブログで紹介している「多角形の内角の和」について調べたのは
4年生の女の子。
「多角形の内角の和」の学習は教科書では5年生となっています。
じゃぁ、これは「先取学習か?」と言われたら・・・?
NOです。
なぜって?
その子が「面白い!」「知りたい!」って言って自分で実際にやってみたこと。
三角形の内角の和っていうのを聞いたことがあって、調べてみたかった。
三角形を調べたら、四角形も調べたくなって、五角形も調べてみたくなったんです。
それは、どんどん調べたらいいじゃない!
そして、私も面白くなっちゃって
「(4月に学習したし)表にしてみると、ルールがあるかもしれないよ。」
なんてアドバイスを( *´艸`)

「180°のいくつ分か」というところのルールに気付けると、
ただ覚えるだけではなく、仕組みがわかって身につく
そして、今後多角形の内角の和は「三角形いくつ分」って考えることや
図形の問題では「補助線をどこに引くか」のようなヒラメキへも
つながっていくと思われます。
これらは、教え込まれた先取り学習ではなくて
自分の体験・興味からの学習の深まり、広がり
こんな学習ならどんどん、先に進めたらいいと思っています!
他にも
家の中には90°の直角ばかり。ふと、「体に直角はあるんだろうか?」と思い自分の体を眺めてみたけど、直角はなかった。
そんな報告も受けています。
「自然界には直角の物ってないらしいよ。」とゆか先生からの受け売りアドバイスをしましたが、この話は
ハチの巣の形は6角形だ、雪の結晶も6角形だ。なんで6角形なんだろう?
とか
木の枝や葉の生え方の違い、仕組み。
などに繋がっていく可能性がありますね。
それを、「そんなことより、ドリルをやりなさい」
「算数の勉強でなんで木の枝の角度測ってるの?!」なんて言ってしまいますか?
あなたの考える「先取り学習」ってどんなものですか?
何のための「先取り学習」ですか?
すこし、考えてみてくださいね。
今週のまほらboはお休みで、5月の保護者会と6月の説明会を実施しています。
2日の保護者会の様子。(くみっきーの)ブログ
https://www.maholab.org/post/kumi_20200603
明日も説明会があります。(16:45~17:30)
6/5金曜 6月のまほらbo説明会やります。
詳細・お申込みはこちら
https://note.com/maholab/n/n2842e10049c8
(算数担当 あべようこ/べっちゃん)